リュウチャン&マッチャンの沢登りのすすめ
沢登り
2008年5月から「初心者の沢」のタイトルで"沢登り"を計画いたしました。
"沢登り"のススメについて少し述べてみたいと思います。
 

▲ 登山スタイルを分類











(文部科学省 登山研修所資料より)
  1. 一般登山ハイキング
    無積雪期において、登攀(とうはん)用具を使用しないで行うごくやさしい山行です。
  2. 沢登り
    渓流や滝など、わらじ或は渓流シューズを履いて、登山道のかわりに沢を遡行する日本独特の登山形態です。
    沢登りは、自然の美しさと恵みを満喫しながら行うスポーツで、滝、淵、磨かれた岩など、他の登山では出会えないものに接することができますが、岩登り以上に不確定要素が多く、リスクも大きくなります。
  3. 岩登り
    岩場や岩壁を登攀することで、ロッククライミングには、アルパインクライミング(道具を駆使して登る)やスポーツクライミングなどがあります。
  4. 雪山
    雪山を登ることで、山スキー(アルペンスキー、テレマークスキー)なども入ります。
    大まかに12月〜2月を冬山、3月からを春山、4月以降雪が消えるまでを残雪期といいます。

▲ 沢登りについて

渓流は美しく見えますが、一般に「山で道に迷ったら尾根に出ろ」というように、凹凸が激しく、足下は滑りやすく、水に落ちると体を冷やしますし、また、滝があると迂回しなければならなくなり、これらを逆手にとって、水に入る用意、岩を登る用意をした上で、渓流、渓谷を積極的に楽しんでしまおうというのが沢登りです。

沢登りの歴史は、登山形態としての沢登りのパイオニアは、黒部峡谷の遡行で知られる冠松次郎(1887年 - 1970年)です。
1980年代中頃から積極的に泳いで滝や淵を突破するウォータークライミング要素が取り入れられるなど、ルートのグレードアップが盛んに行われるようになり、またマタギの行動・生活技術の導入など、自然回帰的な志向も一部で広がりを見せました。
2000年代に入ると温暖化とヒートアイランド現象の影響もあってか、避暑としての水遊び的な沢登りが盛んになり、年齢層も再び多様化していると見られます。

日本では沢登りの用具として、以前は地下足袋にわらじを履いていましたが、現在は渓流シューズや渓流足袋が一般的になっています。
濡れた石のヌメリでも滑りにくくなっているのです。

さらに、ロッククライミングと共通する用具は、ヘルメット,ハーネス,カラビナ,ロープ(ザイル)、スリング(シュリンゲ),エイト環などの下降具、ハーケンやボルトがありますが、上級の沢に入渓するときは必携に成ります。

今回の “PAL SP” では、まず 「渓流シューズ」と「ヘルメット」、それとできれば「渓流スパッツ」「ハーネス」もあれば結構です。そのほかは、登山用具と共通です。

▲ 沢登りの魅力

  • 自然が造った造形美、クライムシャワーの洗礼を楽しむことができます。
  • 自由に行動できます。しかし、自由には十分な経験と技術の裏付が必要です。
  • 最も安全なルートを選び無事に通過できればその人の正解です。
    たとえば技術のある人は滝を直登し、ない人は高巻をする。
    体力と技術に合わせたルートを採ることで楽しい沢登りをする事ができます。
  • 渓谷内は自然度が高いため、生息する生物や植物が多いのも魅力です。
    しかし有毒生物や有毒植物、吸血動物等の危険も少なくないので、注意が必要です。
沢登りは登山の要素の集大成ですので、登山技術が自然に身につきます。(レベルアップし、登山の幅が広がります。)
登山の知識としては、読図,天候,生活技術,ビバーク,食料、さらに遡行技術としては、歩行(水の中を)へつリ,やぶこぎ,ルートファインディング,徒渉,高巻き,滝登りザイルワーク,セルフレスキュー等など。

“PAL SP” 「初心者の沢」では、初心者のための沢登りとして企画しました。素晴らしい愛媛の沢を本格的に楽しみましょう。

→ トレッキングスケジュールを参照
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