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トレッキングレポート
・・・東稜顛末記(2001年/秋)・・・

回は、とある秋の日のプライベート山行記をお届けします。

日は、石鎚山頂の紅葉を目当てに東稜コースを登るということで、am6:00に立花駅に集合。今回のメンバーは、今回のコースの案内役のN岡さん、岩場嫌いのI本さん、岩場もへっちゃらな身のこなしのS石さん、怖いところはちょっと苦手なY内さん、山では芸術写真担当のF田さん、そして八木の計6名。が、コースの案内人が急遽不参加に・・・。

稜案内人N岡さんの不参加で、どうしようかなと思いながらも、W部さんが別パーティーで入ってるようなので、見つけてついて行こうか、などと話しながらam8:00に土小屋出発、登山口にW部さんの車も見当たらないので、まあ天気もいいし、本日は、「通常ルートにて紅葉を楽しもう」コースに変更してと言うことで、あきらめつかなさそうなF田さんの視線を感じつつam9:30東稜分岐に到着、とここで、「予定は未定」という当グループの本領発揮。「天気も良いし、時間もあるので、とりあえず行けるとこまでいってみよう。」ということに。F田さん大喜び、I本さんは不安顔。とりあえず、前回ガスに巻かれ撤退したところまで、と言いながら、I本さんも渋々笹漕ぎ。

を掻き分け、藪を抜け、倒木を跨いで四苦八苦すること30分、ピークを一つ越えると目の前には、ドーンとそびえたつ矢筈岩(かな)、その矢筈岩の左の斜面を登る人影が3人、(どう見てもほとんど垂直に見える)そのルートを見て、5人呆然。

んなとこ登れんの...と各自心の中でつぶやきながら、行くも地獄、帰るも地獄の急坂を、「ここまで来たら、帰るより行く方が楽よ」などと、I本さんを騙しながら先頭を行く八木を尻目に、念願かなって最後尾でおおはしゃぎのF田さん。紅葉も上に行くほどどんどん素晴らしくなり、よじ登るのと写真を撮るのとで大忙し。やっとのことで、垂直(に感じた)急坂を登り終えると息つく間もなく本日のメインイベント、岩尾根の登場です。正面に墓場尾根を望む絶好のロケーションの岩場にここまでだましだまし引っ張り上げられてきたI本さんの黄色い?悲鳴が轟きます。10m位の長さの岩稜をトラバースするのですが、サワガニのヨコバイ(こんなとこカニのヨコバイなどというと本家本元の剣岳に怒られます。)とでもいっときましょうか、この岩稜を越えると後一息、ロープの下がった2mほどの岩を越えると南尖鋒(だと思いますが)の基部に到着。分岐より2時間、なかなか骨が折れましたが、思ってたほどきびしくはなかったです。(無事だからこそ言える一言ですが・・・)

の後、東稜を登りきった充実感で満たされていた八木でしたが、「墓場尾根に行きたい」と懇願するF田さんの眼差しに敗れ、「もうこれ以上は勘弁して」とでも言わんばかりに天狗へと急ぐI本さん・Y内さんと別れて、S石さんと3人で墓場尾根まで行っちゃいました。やっぱり紅葉の美しさは抜群でした。ウーム、さすがに皆さん強者揃い、なんとかなちゃうものですね。でも、正直内心はヒヤヒヤものでしたが・・・。最後に、弥山の頂上でW部さんが出迎えてくれました。

あ、なんといっても今日一番の驚きは、あの岩嫌いのI本さんが東稜を登ってしまったことで決まりでしょう。

上ある秋の日の東稜顛末記でした。
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