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トレッキングレポート
上高地スノーシューツアー

  2006年3月3日〜3月5日
   今回は、先日開催した『上高地スノーシューツアー』の模様をお届けします。4月中旬から11月末までの約7ヶ月間、観光客や登山客で賑わったグリーンシーズンの上高地も、残りの5ヶ月間は雪に閉ざされ人影もまばらとなります。この時期、上高地への入山は治山工事の関係者を除き、釜トンネル入口の「中の湯」バス停より徒歩となるため、山スキーや冬山登山を楽しむ一部の山ヤさんのスノーパラダイスと化します。そんな冬の上高地も、ここ最近ではスノーシューのツアーも良く見かけるようになってきました。手軽な装備(とはいえ、防寒装備は必携ですが)で白銀の穂高連峰の絶景を堪能できるとあって、人気を博しています。今回パルフィールドでも、そんな静寂の上高地と、冬の穂高の峰々の絶景を楽しんできました。
   
3月3日(金)    
   AM6:00総勢20名で松山を出発、一路飛騨路を目指して車を走らせます。

途中SAで朝食、昼食を済ませながら東海北陸道に入ると、一つトンネルを抜けるたびに辺りがだんだんと雪景色に変わっていきます。

その後、飛騨高山周辺まで来ると道路脇にはうず高く積まれた除雪の山が見られます。

高山市街を抜けてさらに1時間ほど走り、松山を出発後10時間余りをかけて、岐阜県奥飛騨の平湯温泉郷に到着。

今回は平湯温泉郷の『ひらゆの森』に宿泊します。丁度、今回案内をお願いした太田ガイドも到着して、明日のトレッキングの簡単な説明の後、温泉や食事を楽しんで早めに眠りに着きました。
 
   
3月4日(土)    
   AM6:00起床、AM6:30より朝食、AM7:20に宿を出発し、安房トンネルを抜けて、中の湯バス停へ。

心配していた天候も、今日1日は全国的に好天に恵まれるとの事で、朝からすっきりとした青空が広がります。宿から見える「笠ヶ岳」も朝日に輝き、幸先のいいスタートとなりました。

  新釜トンネル入口のゲート前でバスを降り、まずは1.3Kmのトンネルを進みます。旧釜トンネルはトンネル内に流れ出た水が凍って非常に歩きにくいものでしたが、新しいトンネルの中は水の染み出しも無く、乾燥しておりアイゼン無しで歩けます。登り勾配のトンネル内をゆっくりと進み、35分程でトンネルを抜けると、見えてきました!青空にくっきりと映える「焼岳」が!!そこからさらに林道を進み、右岸側へと続く治山林道との分岐にザックを置いて、穂高の眺めが素晴らしい大正池末端の休憩所を往復。皆さん白銀の絶景に大感動で、写真を撮るのにおおわらわ。

  ひとしきり景色を楽しんだら、ザックのところまで戻っていよいよスノーシューを装着!!梓川を渡って、霧氷を纏った対岸のカラマツ林の中を自由に歩き回ります。足元の雪も程よく締まり、足を進めるたびにスノーシューからはリズミカルに「サクサク・ザクザク」と小気味の良い音が聞こえます。しばらく進んでカラマツ林を抜け広い雪原に出ると、右に焼岳、左に霞沢岳と六百山、そして正面には穂高連峰の大パノラマが広がります。ここで小休止をしてさらに先へと進みます。

  治山林道を横切りシラビソ林を抜けて、大きな下りを尻スキーで滑り降り、樹林を抜けると上高地温泉ホテル前に到着。対岸でも、スノーシューを履いて河童橋を目指す人影が見受けられます。梓川越しには雪を纏った霞沢岳と六百山が聳え、その堂々たる勇姿には感動すら覚えます。ここからもう少し歩き、AM11:40頃に河童橋周辺にて昼食タイム。今日は天気も安定しているので、昼食後明神まで足を伸ばすことにしました。

  河童橋で集合写真を撮って、いざ明神へ!ここからはほぼ夏道と同じルートで明神を目指します。途中、明神の岩峰が望める広い川原に寄り道したりしながら進むと、遠くから爆発音のような大音響が聞こえてきました。どうやら明神の岩場に付いた氷柱が落ちて砕ける音だったようで、帰り道でその砕けた氷の塊を目にしました。

  そんなこんなで明神池に到着。夏の間は拝観料を取られる明神池を無料で眺め、何人かは氷結した池を歩いたりしてひとしきり楽しんだ後、帰りはスノーシューからアイゼンに履き替え、治山林道を下ります。所々凍結した林道を、たまに通る工事車両に注意しながら早足で進み、上高地温泉ホテルの前を抜けて穂高橋・田代橋を渡り、雪に閉ざされた帝国ホテルの脇を抜けて釜トンネルを目指します。大正池では西日に照らされた穂高の峰々との別れを惜しみながら、夕暮れ迫る林道を進みトンネルを抜けて中の湯バス停まで無事に到着。お迎えを呼んで宿に帰り、今日も温泉と食事を楽しみながら、夜は更けてゆきました。
  
   
3月5日(日)    
   本日はいよいよ最終日、天気も良好。そのまま帰るのももったいないので、少し帰着は遅くなりますが、新穂高ロープウェイで西穂高口まで登り、空中散歩と中部山岳の大パノラマを楽しみます。

  AM7:30に宿を出て、新穂高へ移動。第1・第2ロープウェイを乗り継いで約30分程で終点西穂高口に降り立つと、我々の到着を待っていたかのように薄雲が去り、青空の下白銀の山々の大展望が広がります。正面に西穂山荘から独標、西穂高岳、その奥にはジャンダルム、奥穂、北穂、そのさらに奥には南岳、中岳、槍ヶ岳と続き、左手には焼岳や乗鞍岳、後ろには人目でそれと解る笠ヶ岳がどっしりと鎮座し、その脇には遠く白山も。

  素晴らしい眺望を存分に堪能した後、再び10時間余りをかけて松山へと帰りました。

  今回は、初めてのスノーシューで普段使わない筋肉を酷使して、少々筋肉痛が残った方もいらっしゃったようですが、兎にも角にも天候に恵まれ、冬の上高地をたっぷりと楽しむことができました。
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