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トレッキングレポート
ちち山

安全な山歩きを!    
   今回は笹ケ峰のお隣さん「ちち山」への山行です。普通は笹ケ峰登山の“ついで”に登られることが多い山ですが、今回は笹ケ峰を経由せずに新居浜市の大永山トンネル別子山側入口から赤石山系への縦走路を経て直接「ちち山」を目指します。東予方面を中心に大きな爪跡を残した台風18号による土砂災害で県道47号新居浜別子山線は鹿森ダムから大永山トンネルまで全面通行止!仕方なく今回は一時間のロスを覚悟で四国中央市法皇トンネル経由での入山となりました。

 am.6:00松山出発。東方の石鎚山系にはべったりと雲が貼り付き、好天の予報にも一抹の不安を抱きながら高速道を東へと走ります。途中、入野PAでは青空も広がり始め一安心、と思ったら三島川之江ICで高速を降り法皇トンネルを抜けると別子山方面の稜線はやっぱりガスの中。少々ブルーになりながらもam.8:30登山口の大永山トンネルに到着。すると通行止めのはずのトンネルの中から一台の車が…。聞くと、本日am.8:00をもって通行止めは解除とのこと。規制中、不便を被っていた地元の方々には申し訳ないですが、なんだか回り道して損したような気分になりながら、am.8:45出発。

 まずはトンネル左手のチェーンの掛かった林道へと入り、20〜30mで小さな標識のある山手の登山道へと取り付きます。しばらくはゆるやかな樹林の中を進みます。次第に左手の沢音が近くなり、道は沢と合流、左岸へと渡ると少し道が分かりづらくなるので注意が必要です。所々登山道の崩壊カ所もあり慎重に進みます。

 樹林の中の急登を登り切ると、道はゆるやかな九十九折へと変わり、登山口から40分程で赤石山系への縦走路に出くわします。「土山越」の小さな標識を左に折れゆるやかな縦走路を南へと進むと、先だっての台風の仕業と思われる倒木が道を塞いでいます。くぐったり、乗り越えたり、持ち上げたりと、少々手を焼きながらさらに進むと、急に視界が開けて、幅10m高さ20〜30mの崩落地に出くわしました。夏場の豪雨か、台風の大雨によって崩れたようで、まだほとんど踏跡も付いてなく、場所によっては足元が非常に不安定な所もあり、細心の注意を払って乗り越えました。


 
   崩落地をやり過ごしてしばらく進むと二股の分岐、左が旧馬道で、別子銅山が隆盛を誇っていた頃には精錬に使う炭を積んだ牛馬が行き来していたそうです。縦走路は右手に進み、左手に舟窪地形が現れると1470mのピークへと続く尾根に取り付きます。だらだらと続く急登に息が上がりますが、辛抱辛抱。

 40分程で直登の道が左へ大きく回り込むとブナの大木の間を抜けて程なく1470mのピークに到着。ここまで登ると視界いっきに開けます。残念ながらちち山山頂はガスの中ですが、美しい笹尾根が広がります。

 ピークからは一旦下り、鞍部からちち山分かれまでは300m弱の登り返し。足元の笹も次第に深くなり歩きにくくなってきますが、ひと登りするごとに左手の平家平へと続く稜線が近づいてきます。上がる息をなんとか抑えながら笹の急登を登り詰めたところが平家平方面と赤石方面への縦走路の分岐点「ちち山分かれ」。ここからは笹の刈られた快適な縦走路を笹ケ峰方面へ。アップダウンをくり返しながら、しばらく進むと右手の笹の中に「ちち山山頂」と書かれた小さな標識を発見。ここから笹の斜面を直登し、テープに従い薄い踏跡をたどって山頂へ。

 pm.12:40ちち山山頂到着。少し手狭な山頂ですが、祠の前で昼食としました。昼食の休憩中にパラパラと小粒の雨が落ちることもありましたが、久しぶりにレインウェアを着込むこともなく歩き通すことができました。

 それにしても、今年は春先からなんと雨の多いことか!PAL TREKでも今年は台風や大雨,雷にたたられっぱなしです。前回ピーカンの空の下、山歩きを楽しんだのはいったいいつだったのか?記憶を紐解かなくては思い出せません。紅葉シーズン真っ直中ですが、各地で水害や土砂災害が相次いでいますので、道路や登山道の状況をしっかりと把握した上で安全な山歩きを楽しんでください。 















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