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明けて2日目、朝から空は雲におおわれ大船山上の御来光は拝めませんでしたが、本日も天気予報は良好、時間が経つにつれ次第に青空も広がり、朝食を終え出発の準備が整った頃には、三俣山にも朝日が当たり始めました。他の宿泊客の皆さんも西へ東へとあわただしく出発していきます。我々もその後を追うようにまずは三俣山を目指して法華院を後にしました。
受付前をぬけて山荘の裏手へと続く道を進み、法華院山荘の治安を守る?ポリの住まい「ライオンズマンション」の前を通ってコンクリート舗装の林道をだらだらと登り、ペンキ印にしたがって登山道へ。
いっきに北千里ケ浜へと登る急登は段差も大きく息も上がります。次第に潅木がとぎれ、大小の岩まじりの中を右に左に縫うようにたどって行くと傾斜がゆるんで広大な砂地が続く北千里ケ浜の東端に登りつきます。

ここで小休止、といきたいところですが、この辺りは両側を中岳と三俣山に挟まれ、複雑な地形とも相まって常に強風が吹き抜けます。長く休むと体が冷えるので、休憩はそこそこにして出発。
奥へと続く起伏の少ない砂浜を進むと、ガスに巻かれた時のためにと積まれたケルンがいくつも立ち並んでいます。 砂浜が久住山方面へと大きく南に向きを変える手前で、右手の岩混じりの斜面をひと登りすると、石積みの避難小屋が建つ諏蛾守(スガモリ)越に到着。はるか下方に長者原が見下ろせ、下山はここからだらだらと下り続けるわけですが、その前に三俣山へのピストンです。

スガモリ越からさらに風が強くなり、吹きっさらしの笹原の中を、まずは西峰を目指しての登りです。けっこう急な登りでいっきに高度感も増していきます。南斜面を登り詰めて大きな岩を巻くと、西峰から東に伸びる尾根に取り付き、今度はその尾根に乗ってひと登りすると、西峰台地の末端に登りつきます。ゆるやかな登山道を進んでまずは西峰に到着。ここも強風が吹き荒れ、踏ん張らないと立っていられないような状態のため、ひとまず本峰との鞍部へと下り、風当たりの弱い所を見つけてひと休み。
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三俣山は1744.7mの本峰を筆頭に1743mの南峰、1678mの西峰、さらに北峰と第四峰の五つのピークの集合体で、下から見上げた時には二俣(3ピーク)にしか見えませんが、本峰の南北に2つのお鉢をたずさえた起伏に富んだ山容で、五つのピークを一回りすると1日たっぷり楽しめます。
休憩を終えたら再び本峰への登り返しです。先程の西峰への登りと較べるといくらか緩やかな登山道を進み、本峰と四峰の鞍部を経て三俣山山頂へ。
広々とした山頂からは南に久住山,中岳,天狗ケ城,硫黄,星生の久住連山の大パノラマが広がり、その右に阿蘇が、左には祖母・傾山系も見えます。また北西には由布岳の美しい双耳峰も望め、正に360度の大展望。ここから北峰へは爆裂火口の大鍋の縁を通ってお鉢を回るのですが、強風と時間の関係でパスして、次に第四峰へ。
ここに荷物を置いて南峰を往復としました。
三俣山の山頂付近もミヤマキリシマの群落が多い所ですが、ここも今年は花付きが悪く、ピンク色はほんとにチラホラという感じ。南峰の東斜面は山頂から坊ガツルへと一気にすべり落ちており、この斜面も例年見事にピンクに染まるのですが、今年は青々とした美しい新緑に包まれています。
お弁当にはまだ時間が早いので、ひとしきり展望を楽しんだ後、下山にかかります。下りは本峰脇から一気に鞍部へと下り、相変わらずの強風の中続々と登ってくる登山者と挨拶を交わしながら西峰を登り返してスガモリ越へと下り、ここでお昼にしました。石積みの陰に風裏をさがしてそそくさとお弁当を済ませ、長者原へと向けて下山を始めます。
スガモリ越からしばらくは積み重なった岩の上を右に左に飛び移るようにして下り、一旦砂防堰堤を越えて硫黄採掘用の林道に出ます。この林道をさらに下り、右手に長者原への標識が出ると、また林道と別れて登山道へ。小さな堀割り状の道を足元に注意しながら、再び林道に出るとすぐに堰堤を渡って、あとはコンクリート舗装された林道を長者原へ。振り返ると、青空の下新緑の三俣山と真っ白な噴気を上げる硫黄山の対比が絶妙でした。
下山後は由布院まで移動して温泉で汗を流し、大分港よりフェリーにて一路松山へ。船上からは美しい夕焼けのおまけまで付いて、充実した2日間の山旅の締めくくりとなりました。 |