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トレッキングレポート |
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スノートレック 中津明神山 |
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待ちに待った本格的なスノートレック! |
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平成15年最後のPALTREKは、一等三角点の展望とどこから見てもよく目立つ雨量観測ドームが目印の予土県境の人気の山、中津明神山へ行ってきました。やっとこさ重い腰を上げた寒気の南下で、待ちに待った本格的なスノートレック!と相成りました。
中津明神山へは愛媛県側と高知県側の両側から登山道がありますが、今回は愛媛県側の柳谷村からの山行です。尚、高知県側からは、吾川スカイパークを経て山頂まで車道が通じており、無雪期ならば手軽に山頂からの大展望を楽しむことが出来ます。
まだあけきらぬ薄暗い中、松山を出発しR33を三坂峠へと走ります。三坂峠中腹の塩が森トンネルを抜けて、大平に差し掛かる頃には、周りはすっかり瘡i色。路面もアイスバーンになり、のろのろ運転を強いられます。結局、雪道はそのまま美川村と柳谷村の境界辺りまで続き、思わぬタイムロスとなりました。
柳谷村落出で橋を渡り、面河川の右岸をさらに進み、左手の西村大師堂の枝垂桜の看板から国道と別れ中津地区へ。中津小学校を左へ進み、後は迷路のような集落の中を右往左往しながら、何とか登山口の大宮神社に到着。ここで積雪15cm、ここからさらに未舗装の林道を2km強進み、峠の登山口まで車ではいることも可能ですが、今回は念のためここに車を置いて林道を歩くことにしました。
トイレを済まして、ふかふかの新雪の中をひとまず峠を目指して進みます。雪の上にはタヌキの足跡でしょうか、数匹の足跡があちこちに寄り道しながら奥へと続いています。快適な新雪の林道を50分ほど歩き、身体も温まってきた頃、林道の三叉路となっている峠の登山口に到着。ここから本格的な登りが始まるため一息入れます。
エネルギー補給を済ませ上着を一枚取って尾根の登山道に取り付きます。いつの間にか足元の雪も20cmを越え、次第に深さを増していきますが、パウダースノーでそれほど重さも感じません。植林帯と雑木林の境界を20分ほどでいったん林道に出ます。ここから登山道はさらに急になり、階段状の急坂を周りの草木を手掛かりに一気に高度を稼ぎます。再び林道に出ると、ここが林道の終点、登山道の両側は2mほどのスズ竹のトンネルとなります。雪の重みで垂れ下がったスズ竹を右に左にかわしながら緩やかな道を進むと、時折かわしきれなかった笹の葉から首筋にザザッと雪が入り思わず首を竦めます。
周りの雑木にうっすらと霧氷が付き始め、両側に馬酔木が目立ち始めると樹林帯を抜けて一気に視界が開けます!。白い雲に青い空、足元から眼前に広がる白銀の世界!思わず声が上がるほどのすばらしい景色が目の前に広がります。笹原の中に立つヒノキは雪帽子をかぶり、ブナは美しい霧氷の花を身に纏い冴え渡る空気の中、凛として佇んでいます。
峠の登山口から1時間ほどで山頂から南西に派生する1320mの尾根の末端に到着。ここで小休止、周りの木々にはびっしりと霧氷が付き幻想的な景色が広がります。足元では降り積もった霧氷の欠片が、ザクザクと音を立てます。吹き溜まりでは雪も膝を超えるようになり、ラッセルも少し骨が折れるようになってきました。霧氷の尾根を100mほど進むと、尾根を乗り越え一段下り再び笹原の登り返し、所々風当たりの強いところでは雪面が凍り、足元でバリバリと音を立てたかと思うと、今度はズボッと膝までもぐる、といった感じで少々歩き辛くなってきました。
おまけに再び尾根に登りつく頃には、周りにガスが巻き始め展望も利かなくなりだしなんだか雪中行軍の様を呈してきましたが山頂まではあと少し、このまま尾根上を進み、程なくすると高知側から上がってくる車道に出ます。車道を横切り山頂へと続く登山道もありますが、そのまま車道を右に進むと、山頂直下をトラーバースしながら雨量観測ドームの奥に明神様を祀った小さな祠が見えてきます。車道上の雪の斜面に立つ鉄製の小さな鳥居が見えると山頂も間近です。
雪の下にあるはずの登り口が分からず、適当に当たりをつけて斜面に取り付きますが、足元が崩れて思うように登れません。何とか苦労して鳥居をくぐり、やっとの思いで山頂に到着!。
大宮神社から歩き始めて3時間10分、余分な林道歩きと思わぬ雪量に少々難儀しましたが、何とか山頂に立ちほっと一息。山頂は風当たりが強いため、山頂直下の車道脇での昼食となりました。
山頂には二基の祠があり、古いほうの祠は南の柳谷村中津を、新しいほうの祠は東の吾川村を見下ろすように設置されているようで、それぞれに一基ずつの鳥居もあり、信仰の対象として古くから地元の方々に親しまれているようです。さらに、古いほうの祠は背後に石鎚を背負うようにも祀られており、一挙両得で石鎚大権現もお参り出来てしまうそうです。残念ながら、今回我々は石鎚山系を拝むことは出来ませんでしたが、次回はぜひ360度の素晴らしい大展望を拝みたいものです。
しかし、トレースの無い新雪のスノートレック!今回はアイゼンも使わず楽しい雪山歩きを堪能し、日常から離れた非日常体験を満喫できた一日でした。
P.S.まだまだしばらく雪山シーズンが続きます。
林道ではチェーン、登山道ではアイゼンが必要です。しっかりとした装備でスノートレックを楽しみましょう。
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