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トレッキングレポート
プライベート編:::北アルプス鹿島槍ヶ岳


 今回のレポートはプライベート編をおひとつ。
 今年春から会報や店頭でご案内しています、香川発着のアルプスライナーを使って、
今回は美しい双耳の峰「鹿島槍ヶ岳」を目指しました。

 
 
9月4日 pm7:00 宇多津にてバスに乗車
   高松を経由して高速をひた走り一路長野へ。
 気になるバスのシートは女性であれば全身を伸ばして休めるほどのリクライニングでしっかりと夜行に対応。非常に快適な車内でした。さらに左右各2列のシートの間も広がり、横1列の4席が1席ずつ独立したシートにもなり、互いに知らない者同士が乗り合わせても横の人に気兼ねなく眠ることができます。

 9月5日 am5:00過ぎ 扇沢着。
 高山黒部アルペンルートの長野側の発着駅となる扇沢ターミナルもまだ時間が早く人もまばらです。ここで朝食を済ませ、車道を15分程もどって柏原新道の登山口へ。

 まずは登山届けをポストに入れて川沿いに100m程進むと登山道へと入ります。よく整備された登山道ですが、登山口からしばらくは急登が続きます。1時間程登った所に休憩するのにちょうど良いベンチがあり、ちょっと一服。
 授林越しには岩小屋沢岳直下の雪渓がかいま見え、改めて「アルプスに来てんだなあ」と実感。

 ここから30分程で展望が開けるケルンに到着。道の脇にはアカモノが小さな赤い実を沢山付けています。ケルンを過ぎてもまだまだ登りはゆるくなりません。それでも針葉授の授相が次第にダケカンバ等の広葉授林へと変わる頃には、左
手谷側の展望もきくようになり、足元が石を敷き詰めたような石畳の道を水平道へと入ります。

 しばらく斜面をトラバース気味に進みガレ場をいくつか越えると石のベンチがあり小休止。ここからは稜線への最後の急坂となりますが、我慢して登りつめると(残念ながら今回花はもう終わりでしたが、夏ならば)コバイケイソウやチングルマ、ハクサンフウロ等が咲き乱れる笹原の上に種池山荘の赤い屋根が見え始めました。

 チングルマのかわいい果穂ゆれる斜面を登りつめて、pm12:00 種池山荘に到着。本来ならば爺ケ岳を越えひとつ先の冷池山荘を目指すこともできるのですが、あいにく冷池山荘は8月末で営業を終了し、建て替えのための解体に入っているため、今回は種池からの鹿島槍ピストンの予定です。

 荷をほどき、山荘前のベンチで昼食を済ませて一旦小屋内へ。受付をして部屋へと案内されました。8畳程の部屋でしたが、結局4人での使用でしたので広々と使えました。この周辺は水が豊富ではないので、必要な飲み水は小屋にて購入するようになります。(宿泊の方は1リットル無料、1リットル150円)

 部屋に荷物をおろしたら周辺の散歩に出かけました。時折ガスが流れるものの青空が広がり、立山や針ノ木・蓮華岳も姿を見せています。天気がよいし時間もあったので爺ケ岳まで行こうかと思ったのですが、「どうせ明日歩くんだから」と思って爺ケ岳中腹で座り込み、目の前に広がる「山と渓谷」9月号の表紙とまんま同じ剣・立山の迫力のある姿に時間を忘れて見入っていました。鹿島槍はこの日結局日が暮れるまで姿を見せてくれませんでした。

 小屋に戻り、夕食を済ませて寝る前に見た星空に明日の好天を思いながら眠りに落ちていきました。
が、翌朝、目よりも耳が先に目覚めるような音・・・小屋がゆれています。外は暴風、歩くのにも苦労しそうな風に小屋も飛びそうな位にガタガタと激しく音をたてています。

 朝食を終え、1日小屋の停滞も考えましたが、雨足も強まってきて、今回はやむなく下山としました。今回は姿を見ることができなかった鹿島槍でしたが、来年以降、新築となった冷池山荘ともども、再び訪れてみたいと思います。
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