【ソリバンワイナリー】 午年生まれの夫ショーンは働き者である。しかも、それを歓びとするツワモノだ。世界中からのお客様を案内してさしあげる、こよなく愛するカリフォルニア。中でもショーンが顔を輝かせ、満面の笑みで車をころがし馳せるのは、今回皆様にご紹介する ナパバレー です。
ゴールデンゲートブリッジを渡りサンフランシスコの北東へ車で約1時間。ここナパバレーは、別名『ワインカントリー』と呼ばれるのどかな丘陵地帯。全米一のワインの生産量を誇り、今や世界に通じるワインの名産地。最近は日本でもおなじみになったカリフォルニアワインの多くが、ここから産出されています。年間を通して気候が安定し、素晴らしい葡萄を育む土壌に恵まれたこの土地には、大小合わせて300以上のワイナリーがあります。車で走ると左右に葡萄畑が延々どこまでも連なる、まるで地上の楽園。まず今回ご案内したいのは、そのワイナリーの一つ目、ソリバンワイナリーです。 ![]() ![]() 約23エイカーのゆったりとしたワイナリーは、1972年、グラフィックデザイナーだったジム・ソリバン氏夫妻がワイン作りを目指し見つけ出された土地です。ご夫妻にとっての人生の真髄は、ワイン作り・料理・友情から作り出されたと言われています。そして、1999年9月3日のウォールストリートジャーナルにおいて、『ナパバレーで五指に入るトップワイナリー』と賞賛されました。 迎え入れてくれるミセス・ソリバンの透き通るような美しさに、このワイナリーは始まります。ありがたや♪親日家。試飲をするショールーム、食事とワインをもてなす居間。ソリバン家の多才な家族で運営されるワイナリー。ところが、やっぱりアメリカっぽいのは、ワインの生産担当に、カリフォルニア大学で農学・農業経営学の学位を持つプロの農学者フィリップ・ラングナー氏を起用されているところ。葡萄・ワインの生産能力を買われての採用だったとか。なんともアメリカっぽい。 日本ならまるで、田んぼの苗植えに農学部の卒業生が挑んで、採用を手にするみたいではないか。 日本にもこんな風景はないんでしょうか。一面の田園、はるか彼方へ連なる垂れた稲穂。ドライブしながら立ち寄る、ワイナリーならぬライスナリー。そこでは各農家が誇る名産御米で、おにぎりが堪能できる。日本の穀倉地帯を輝く稲穂で人々を魅了し、自給率を盛り上げる、天才的農学者。そんな人がニュースで登場しないかなあ。 ![]() 家族経営のソリバンワイナリー。予約制の試飲ですが、ワインを楽しみながら空気を味わい、空と大地に包まれて、ああ極楽、とニッコリと満足してしまう、そんな場所です。 |
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